今夜君とダンスを

アイドルはいつだって天才だ

あなたを松田元太の沼に落としたい

 

えび座があと一公演しかないので、千秋楽へお越しの皆様へ。松田元太くんをまだそんなに見ていない…と言うかあんまり知らない…という方へ、えび座の見てほしいポイントを抜粋しました。
以下、ヲタクの贔屓目と主観が入り乱れる、大変荒削りな仕上がりとなっております。ご容赦願います。

 

 

《1幕編》

 

A.B.C-Z with LOVE 〜 SHOWTIME!
まあ皆様注目しているとは思いますが、下手の扉から最後に飛び出してくるサラサラ黒髪の可愛い男の子に注目して欲しい。この子が今回どうしても見てほしい未成年、G・E・N・T・A!失礼致しました。けみおが乗り移ってしまいました。松田元太くん。未成年です。何度でも言います。未成年です。未成年。19歳と6ヶ月。それを念頭に置いて、どうかここからの2時間45分(幕間含む)、お付き合い下さい。
まずA列手前でニコニコ踊り始める元太くん、注目して下さい。めちゃくちゃ顔が可愛い。びっくりする程可愛いんです。可愛い顔で、目の前のお客さんを狙い撃ちする事しばしば。お客さんの真似したり、一緒に手拍子したり、楽しそうに客席を眺めながら歌う元太くん、少しでも「可愛いな…」と思ったら、あなたはもう沼の淵に立っています。ようこそ、沼の入り口へ。
そして一転、SHOWTIME!では顔つきがガラッと変わる。プラカードを持って出たりハケたり、顔つきは真剣なのに時折常に僅かに上がっている口角。ずっと真顔ではない所がポイント。楽しそうに、ここに立つ事を誇りだと語っているような表情に注目して下さい。めちゃくちゃ凛々しい。
そしてお気づきかと思いますがダンスの所作がとても綺麗。指先まで神経が行き届いたダンス。緩急の付け方までも計算されているかのように、カウントとカウントの間で動きの速度が変わらない。キレと柔らかさという相反するものを共存させたダンスは、抑えるべきカウントをしっかり抑えているのに、「ただガシガシしてるだけのダンスに見えない」所が、彼の努力のなせる技です。
SHOCK仕込みの所作の美しさは勿論、屋良くん、光一くん、北山くん他、数々の尊敬する先輩方のダンスの技をスポンジのように吸収して、表に出る度に劇的な成長と違う表情を見せてくれる凄い子です。

 

 


羽田空港/日劇エスタン・カーニバルのステージ
到着ロビーでジャニーズの歌に明らかに感銘を受けてカメラを構えるのに、ぽつぽつと帰っていく上司や仲間たち。カメラマンとしてこの場を残したいっていう思いと、上からの指示や周囲との調和に流されてしまいそうになる思いがせめぎ合っていて、ここの元太くんの演技必見なんです本当に…。最終的に周囲との調和を選んだ元太くん(時代的にもそうだよね)、4人に対して深く一礼してその場を去る姿が苦しい。
台詞こそないのに、表情や空気感であの青年の葛藤を表現してしまう。
一転、日劇の楽屋でジャニーズと話している時のスパイダーズの元太くん。超性悪。えっ、直前まで羽田空港で純粋な記者やられてましたよね…?同じ方ですか…?アメリカでレコーディングしてきたんです、の話を聞いている時も下を向いたまま爪先をつまらなそうに眺めたり、興味無さげに顔を触ったり。ふと動かした目線が冷ややか過ぎて背筋が凍る。それなのに、曲が流れれば大して聴いてもいないのに食い気味で「これあおいくん?英語うまいね〜!」などと笑顔で上っ面だけの賛辞を述べる。この笑顔、超嘘くさくて好きです。仮面みたいに張り付いたこの表情、会話が終了した瞬間、もう用無しかの如く簡単に剥がれる。
この2場面がほぼ連続であるので、元太くんの演技の振り幅にただただ言葉を失うしかない。私がNHKの偉い人だったら元太くんを朝ドラか大河に抜擢したい……。元太くんの演技がもっと世間に知れ渡るように、権力を行使したい。

 

 

 

《2幕編》


2幕編は語りたい所が多すぎる。どうしよう。かいつまんで行きましょう。

 

Kissからはじまるミステリー
しなやか。軽やか。ステップがトップオブザしなやか&軽やか。「僕は夢遊病」の所の元太くん、羽が生えているんじゃないか、と思うほど、ふわっと舞うように飛ぶ。着地の音はきっとしない。軽やかなのに重心がブレないダンスをするので、ヲタクは元太くんという名の海を彷徨う難破船だよ。誰が上手いこと言えと。誰かぼくの胸のナイフを静かに抜いてくれ、と踊る元太くん。先にヲタクの胸に刺さったナイフを抜いてもらっても良いですか?

 

 

・愛のかたまり
こちらはもう先日当ブログの別記事で語り尽くしたのでそれを読んで下さい。(丸投げ)
https://traxvisx9.hatenablog.com/entry/2018/10/19/220336

 

 

・Tonight
まず松田担としてだけで言うと、いや、ここ、チケット代定価で足りる訳ないじゃん……怖いよもう……色気が……。という感想です。毎公演、追加料金が発生しないか怯えています。それ程までに毎公演毎公演、これでもかと上乗せされる色気に次ぐ色気のオンパレード。こちらが限界のサインを出してもさらに追加される色気。わんこそばならぬ、わんこ色気に双眼鏡を握る手が震える。瞬きを忘れてピントの合わない視界。呼吸を忘れて足りない酸素。握り締めすぎてミシミシ言い出した双眼鏡。元太くんの色気に耐え切れず双眼鏡のレンズも割れる(イメージ)。
さっき1幕のシルエットのシーンで上手から「みなさ〜〜〜ん!!!」ってバタバタ入ってきた子と、
デヴォーゾンの豪邸で橋本くんに餌付けられていた子と、同じなんですよ…同じ………同じ…???顔が全然違う……目が違う…く、食われる……。
身体に纏う空気を曲に合わせて0から作り直してくるので、気を抜いていると魂を抜かれます。何と暗転中の登場シーンからかきあげんたしたりシャツをはだけさせたりと、サービスが過剰です。冒頭にもお伝え致しましたが、彼はまだ19歳と6ヶ月です。いや嘘でしょう。この目。この腰。爆音の中なのにあらぬ息遣いが聞こえてきそうな、けしからんこの表情。目を細める箇所、ぎゅっと苦しそうに目を瞑る箇所、前を見据えて鋭い眼差しを向ける箇所。全てのバランスが天才。
19歳とは。未成年とは。平成最後の年に、未成年最後の19歳とは一体何なのか。今夜のクローズアップ現代は、その価値と末恐ろしい未来について迫ります。いや迫ってくれ。NHKで特集してくれ。さっきからNHKの回し者みたいになってるけど別に違う。

 

 

・CDCG
ジャニーズJr.、10代、彼はドンピシャなんですよ世代が。ちょうどバックに流れている黄金期の映像と年齢が被っているからこそ、元太くんがCDCGを歌って踊るとその切なさに胸が締め付けられるんです。自分だけに出来ることを見つけた、いや、見つけている途中なのかもしれない元太くんが、「大事なモノに ホントの事に キスしたいのさ」って、思いを込めたキスを日生に向かって一発投げているのを見ると、アイドルって刹那的で、だけど、だからこそ眩しくて、こうやってステージに立ってくれている今が、何よりも大切なんだなあと思えるんです。話が逸れましたが、19歳、多感な時期です。夢も将来も可能性も、無限に広がっているんです。アイドルじゃない選択肢だって、きっとあるんです。こんな事を言ってしまってはダメかもしれませんが、元太くんはアイドルじゃない道でも、きっとその持ち前の努力と才能と負けん気で進んでいけるんです。それでもアイドルとして今を選んでくれているからこそ、彼が今歌うCDCGに多大な意味があるんです〜〜〜って毎回こういう事を思いながらステージを見ているので大体泣いています。
JOYしたいキモチも大体こういうテンションで泣いています。

 

 

 

 

なんだか、元太くんをオススメする記事を書きたかったのに、私のえび座感想文みたいになってしまいましたが。あと時間が無かったので、2幕はもっと語りたい曲があったのですが割愛しています。仮面も良いよね。仮面つけてても男前って分かる。

 

 

でもね、あと一公演。少しでもいいから松田元太くん、見てみて下さい。
繰り返しますが19歳と6ヶ月。「沼」を自称するアイドルです。大人っぽい見た目やダンスに反して、その実態は構ってちゃん炸裂の甘えん坊な男の子。実生活では年の離れた妹を溺愛するお兄ちゃん。負けず嫌いな性格で本番までにやるべき事を絶対に仕上げてくる。大学生とJr.の活動の両立を、「芸能活動に専念する道もあったと思うけど、やれるところまでやってみたい」言った事。ファン想いで、どこか一歩冷静に引いた目線と、大切な事はきちんと口に出して伝えられる強さを持った、推すしか選択肢がないアイドルです。

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松田元太くん。
どうぞ、沼の淵に立ってみてはいかがですか。

背中を押して差し上げます。強めに。