今夜君とダンスを

アイドルはいつだって天才だ

Travis Japanに失恋系MVに出演して欲しい

Travis 失恋系MVに出演して欲しい Japanの皆さん。

 

 

 

と願うヲタクが願望を抑えられなくなり、今回のブログを書くに至っている。本人達のオリジナル楽曲のMVも勿論ですけどね?その願望は当たり前にある上での話をします。
Travis Japanに、事務所の垣根を越えて他アーティストの楽曲のストーリー仕立ての失恋系MVに役者として出てほしいな〜と常々思っている。というかもういくつかの曲で私の脳内には映像化されているので、その話をさせて下さい。

 

 

 

 

 

back number「はなびら」/松倉海斗

 

もうこれが書きたくて書きたくて仕方なかったから、今回この記事を書いていると言っても過言ではない。
back numberの「はなびら」という曲。とりあえず何も言わずに聴いて欲しいのですが、超松倉海斗さんです。え?もう松倉くんの名刺かな?ってくらい、私には脳内MVが松倉くんで再生されて仕方ない。あれ?松倉くんこのMV出てませんでした?想像し過ぎてもはやこの映像が存在してるんじゃないかとも思える。記憶も改竄される。もう松倉くんなしではこの曲は聴けない。助けて欲しい。
終わってしまった恋を忘れることが出来ずに、過ぎ行く時間に置いていかれる歌詞。いつか二人で並んで見ていた桜の舞い落ちる景色も、見せたいくらい綺麗に澄んだ空も、綺麗だねって言いたいけど、言いたい相手は隣には居なくて、季節に取り残された松倉くんの瞳はその景色すらもどこかモノクロに映してしまうという切なさ。

 

 

抱きしめても
春ははなびらのように
僕の腕をすり抜けて
それでも忘れたくなくて
何度も何度も
巻き戻して
君ともう一回出会って
もう一回恋したいんだって
今度はもう離さないよ
離さない

 


終わってしまった恋を、と言うけど、歌詞の中には「終われなかった恋」と歌われていて、ああここが凄く松倉くんだなと思った箇所です。第三者や彼女から見たら終わってしまった恋も、松倉くんからしてみれば終わってなんかいなくて、終わらせる事も出来ないまま、彼女の思い出や面影が残る街から離れられずに生きている。別れた彼女の今なんて知るツテもないまま、自分だけが前に進めていない。忘れなきゃいけないことは分かっているけど、あの日と重なる景色を目に耳に肌に感じるたびに、否応無しに記憶が巻き戻ってしまう。彼女の思い出が至る所に残る「住みにくい街」で、そんな複雑な感情を台詞なしで見事に表現する松倉くんが見たい。これに尽きる。


春と呼ぶにはまだ肌寒い4月上旬、吹き抜ける風に肩をすくめて、どこか色味も薄れて見える気がする桜並木を見上げながら、「今度はもう離さないよ 嘘じゃない」って歌詞を呟く松倉くんの泣きそうな横顔がさ〜〜〜脳内再生余裕じゃないですか?きっと松倉くんはあと5年は忘れられないな、この恋愛のこと(現実と混同し始めた)。とにかく松倉くんには救いようのないほど悲しい終わり方をした恋愛の曲にMV出演して欲しい。私だけですか。もし何かの間違いで松倉くんがこのブログを目にすることがあったら(ない)、この曲を聴いてみて下さい。この曲の世界線に生きる松倉くんが見たいです。

 

 

 


東京事変「落日」/川島如恵留

 

重たい人meets重たい曲。
ピアノのみで始まり地面を静かに這うように進行していくメロディーラインが、日が落ちる間際、薄暗い街の寂しい景色を連想させる。とても音数が少ない曲なので、歌詞の内容の重さがダイレクトに刺さる一曲となっており、大変如恵留くんにオススメ。大切な人との別れを歌っているこの曲のMVを、夕方から夜に変わっていくその間際の時間帯、表情も読み取りにくいようなそんな薄暗さの中、落日が臨める街の高台に続く坂道の途中で、主演・如恵留くんで撮りたい。願望が具体的。今すぐロケハン行ってきます。

 


独りきり置いて行かれたって
サヨナラを言うのは可笑しいさ
丁度太陽が去っただけだろう
僕は偶然君に出遭って
ごく当たり前に慈しんで夕日を迎えた
さあ もう笑うよ

 


個人的解釈なんですけど、大切な人との別れだけじゃなくて、太陽が出ている時間を「生」、沈んだ後を「死」と捉える事も出来る曲なのかなとも思うので、日没がその人の命の終わりに例えられていると仮定して、彼女と二度と会えない形で離別してしまった設定のMVにしたい。季節は11月〜12月、冬に差し掛かった寒い時期。日暮れも早いですよね。17時にはほとんど真っ暗です。大切にしていた人を数ヶ月前に失って、なんとか日常生活は送っているものの、胸にぽっかり穴が空いたような状態で街が一望できる高台に来る如恵留くん。さよならを言ってしまったら、本当にもう二度と会えなくなるような気がしていて言えていない。実際二度と会えないけど。そんな気持ちも込めて、大切な人との離別を「太陽が去っただけだろう」と比喩する。


一緒に日暮れを迎えることは出来なかったけれど、太陽が昇っている時間に確かに僕は君に出会って、ごく当たり前に慈しんで、そしてその大切な人は夕日を迎えた。如恵留くんの横顔って、そういうどうにもならない悲しみみたいなものの表現において、ズバ抜けて天才な所がある。
泣き叫んだり、誰かに当たり散らしたりしないし、日常生活も淡々とこなすけど、地上の向こう側に落ちていく日を見て、行き場のない悲しみを堪える様がめちゃくちゃ似合ってしまう。最後の「さあ もう笑うよ」から、ピアノの切ない追い上げで怒涛のアウトロに入るんですこの曲。彼女との思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡って、会いたくて会いたくてたまらなくて、声を上げて泣き出したいけど、拳を固く握り締めて、沈んでいく夕日に照らされながら静かに涙を流すんだよな如恵留くんって…いやもう想像ですけど。私はこの想像で簡単に泣けます。この曲をお手元にお持ちの方は、是非こちらの内容で再生してみて下さい。タオル必須。

 

 

 


aiko「気付かれないように」/吉澤閑也

 

恋愛曲の天才aikoさんの、元彼に偶然再会することで揺れ動く心を描いたこちらの一曲。
お気付きだと思いますが、元彼・吉澤閑也を演出するには最高の楽曲です。まず元彼が吉澤閑也さんだというだけでもハイパーときめき設定で死にそうですが、この曲、すでにこの元彼には彼女なり奥さんなり、別の相手がいる状態で再会してしまいます。この時点で切なさで溺れ死にそう。
偶然再会して一言二言会話をかわすたびに、当時の思い出が蘇って、優しかったこととか、声とか仕草とか、髪を触るような小さな癖とかを思い出すんです。「今どうしてんの?」とか「仕事続けてるの?」なんて、他愛もない会話の中に、優しかった過去の破片を見つけて少しだけ切なくなりたくないですか。

 


きっと知らない事ばかりだと
あなたの指輪に戸惑った
このままだって充分じゃない
言い聞かせる手に爪の跡
勇気を出して笑って問いかけた
今の事 今の彼女
すごく好きだよと照れて髪を触る
昔のあなたを見た
気付かないように 気付かれないように

 


指輪はめてた〜〜〜!!結婚してたかそれかもうすぐ結婚するか〜〜〜どっちかかな〜〜〜!!!切な〜〜〜!!!となりたいのですぐにしーくんはこちらの楽曲のMVに出て下さい。もう好きな訳ではないし(多分)、未練タラタラという事でもないけれど(多分)、何でしょうね。別れてから再会する今日までの間、確実に「私の知らない彼」は積み上げられているんですよね。私の知らない時間を過ごして、私の知らない相手のことを、私が知ってる昔のままの優しい顔で、私が知ってる照れて髪を触るクセをしながら、話すんですよね。これ全部しーくんで再生したら、あまりのリア恋っぷりに爆発せざるを得なくなるので大変です。なんで別れたのか分からなくなる位、多分再会した元彼女にもすごく優しいんだと思います。別れた時よりちょっと大人っぽくなって、指輪はめてて、今の彼女のこと優しい顔で「すごく好きだよ」なんて笑って話してくれるしーくんというだけで、あくまで歌詞に忠実なのにときめき設定盛り過ぎた気がして心配になります。


4〜5月くらいの気温は温かめの日曜日、買い物帰りの河川敷で映像を撮りたい。近くで知らない子供たちが野球の試合やってて欲しい。昔のままの飾りっ気のないシンプルな服装で、でも指に知らない指輪を見つけてしまって、心の中で「ああ〜…そっか〜…」となりたい人は私の他にも全国に居るんじゃないかと信じてこちらの曲を提案します。

深海冷蔵庫とも迷った。深海冷蔵庫はしずげんで迷った。(22日はげんまるの更新日だし、台所の床は冷たいって言うから…)(関係ない)

 

 

 


DREAMS COME TRUE「もしも雪なら」/松田元

 

まだ何も書いてないですけど、泣きそうな女が一人ここに居ます。大人になってからの恋なんて、叶わないことの方が多い、と歌っている苦し過ぎる歌詞。救いようのない完全なる片思い+元太くん=しんどみの嵐。加えてイントロから辛すぎるメロディーのダメ押し。好きになってしまった相手である元太くんは、すでに他の誰かのものという設定ですが、上記のしーくんと決定的に違う点は、元太くんはこの歌詞の女の人のことを「友達」としか認識していない所ですかね。電話もするし、二人でふざけたりもするけど、あくまで「いい友達」なんです。それ以上でもそれ以下でもない。関係性は後退しないけど、絶対に進展もしない。
世間はクリスマス。勿論ですが彼女でも何でもないので、会いに行ける訳がない。むしろ別に彼女いるよ…。好きになってしまった理由を歌っている部分に「何気ないわたしのひとことに笑ってくれた時に もうすきだった だめだった」という歌詞があるんですが、松田元太っぽいな〜〜と思って選びました。ナチュラルに罪深すぎる人誑しなので、こうやって無意識にどんどん女性を沼に突き落として行ってる説。基本的に根っこの性格が優しい子じゃないですか。一見ふざけてますけど、芯はすごくしっかりして物事もよく考えるし、優しい人なので、そんな元太くんに「もうすきだった だめだった」って思いたい。

 


クリスマスがきらいになるほど
けっきょく雨はみぞれまじり 苦笑いするしかなく
もしも雪なら 雪になったら
あきらめないって ひそかに賭けてた
この想いはもうこのまま 溶けて消えてくだけ

 


12月26日。クリスマスも終わって日付けも跨いでしまった深夜、もしも雪になったら、元太くんのことを諦めないって思ってたのに、見上げた真っ暗な空から降ってくるのは結局みぞれまじりの雨で。うまくいくなんて初めから思ってなかったよ。思ってなかったけど、雪になったらって諦めないって、賭けてたんだよって思いながら雨の中しゃがみこんで真冬の深夜に泣きたい。
元太くん、天性の人誑し(悪意ない)なので、「クリスマス会おうよ」とか言っちゃってる。でもそれは友達としてみんなで集まろうよという意味なんでしょうね。罪作りだ。そしてもし本当にみぞれまじりの雨が雪に変わったとして、元太くんに想いを伝えてもきっとこの歌詞の恋は叶わないんだろうな。そういう展開なんです。叶わないんですこの恋は。つらい。でも元太くん優しいから、きっとその想いを蔑ろにはしない。つらい。誠実に「ごめん、でも、気持ちはすごく嬉しかった」とか言うんでしょ?いつもふざけてるのに。つらい。こういう時に真剣な顔で対応するのずるいしつらい。こんな時まで元太くんはきっと優しい。つらい。つらいってめっちゃ言った気がする。つらみざわ。

 

なんか元太くんの時だけ途中から脱線して気持ち悪くなった。なんだこれは。すみません。いつもの悪い癖(元太くんの事になると平常心を保てなくなる)が出てしまいました。話を戻します。
ちなこのMVに登場する元太くんは25歳くらいの設定です。好き。

 

 

 


スキマスイッチ「マリンスノウ」/宮近海斗

 

宮近くんってモノクロの雰囲気が似合う。そして、影に寄り添うような湿度の高い重苦しい恋愛を引きずっていて欲しさが凄い。ということで、宮近くんにはこちらの曲を。スキマスイッチの「マリンスノウ」。
失った恋人をずっと忘れられないまま、現実を受け止めきれないまま、途方に暮れて毎日を生きて欲しい。基本的に映像はずっとモノクロ(本家のMVもモノクロ)で、水に溶けて広がっていく絵の具とか、水槽に沈みながらバラバラに解けていく花束とか、抽象的な映像の切り替わりであると尚良いです。白か黒のシンプルな服装で、無表情の宮近くんが腰から下くらいまで水に浸かりながら、恋人との思い出を探すように水の中を手探りで進む映像。
「どうせ堕ちるなら朽ちて 深海魚のエサになれ」という歌詞が、愛する人を失った世界で生きていくことを放棄して水に沈んで行こうとする宮近くんを想像させて辛い。自棄になるな。生きてくれ。

 


ずっとこのまま時間を超えて
深い意識の淵漂っていられたら
僕は一人 ここで生まれ変われるのかなぁ
君のいない海で生きていこうとしたけど
想い出の重さで泳げない

 


最初こそ「君のいない海」を手探りにでも進んで行こうとしていたけど、だんだんその思い出の重さに気力も体力も奪われて、手も足も動かせなくなる。全身に恋人との記憶が絡まるように纏わり付いて、深海に宮近くんを引きずり込んでいくイメージです。視界がどんどん海の底へ変わり、空が遠くなっていく。どうしよう、救いようもなく暗い。お気づきかもしれませんが、大変にニールを引きずっています。
彼女の笑顔とか、些細な喧嘩とか、どうでもいい事一つ一つページを捲るみたいに思い出せて涙が出るけど、水の中だから涙が滲んでいるのかどうかすら分からない。このまま沈み続けたらいつか息もできなくなって、また恋人に会えるのかなと思うけど、それは宮近くんの想像の世界でしかなくて、結局目を覚ませば、また重たい海の中で泳いでいくしかない現実が待っている、みたいな…もう……重……重たい…。すみません。宮近くんって憂いを帯びた目が素晴らしいので、本当にこういう映像系のお仕事来ないかなあと切に願っています。僕は一人、ここで生まれ変われるのかなぁという歌詞を呟いている横顔のショットを撮りたい。本当に泣いてしまう。


宮近くんはback numberの「世田谷ラブストーリー」と迷った。全然曲調違いますけど。友達以上恋人未満の関係を歌ったこの曲の歯痒い感じを宮近くんに演じて欲しい。恋人でもないから終電に間に合うようにちゃんと駅まで送る所も、駅までの道も家に誘う口実を考えながら歩くから無口になってしまうっていう所もとても良い。

 

 

各駅停車は君を連れ去ってゆく
僕の関われない 毎日へとガタンゴトン
君を縛る為の名前を持たない僕の
時間は24時20分まで

 

 

24時20分発の終電までの時間、必死に引き止める口実を考えるけど、女の子を縛る為の名前をまだ持っていない宮近くんが、深夜の改札前で何か言いたげな表情のまま「またね」って手を振るのかと思うと切なくて泣きそうになりませんか。駅から遠ざかる終電を見送って、家にまっすぐ帰る気にもならなくて、駅前のコンビニでタバコを買って帰るという演出を追加します。単純にタバコ買って欲しいだけ。どっちも見たくなってきたから世田谷ラブストーリーからのマリンスノウで二部構成にしよう(結局泣くエンド)。

 

 

 


SHISHAMO「君とゲレンデ」/中村海人

 

男女数人の仲良しグループ。前々から皆で行こうと計画していたゲレンデで突きつけられた、突然の失恋を歌った一曲。よく晴れた12月の日曜日、ゲレンデに映える明るい茶髪、眩しそうに蹙めた顔とか、絶対スノボウェア似合うでしょこの人…という単純な理由でこの曲に決めました。(うみちゃんがスノボできるかは知らない)
ただの友達としか思われていない同じ仲良しグループの男の子をうみちゃんに見立ててこの曲を聴くと、好きで仕方ないドキドキ混じりの感情から、崖から突き落とされるような失恋の辛さまでのジェットコースターのようなアップダウンをVRレベルに味わうことが出来ます。SHISHAMO中村海人のビックバン。
うみちゃん恐らく無意識に女の子に勘違いさせるのが上手いので、何とも思ってない子にも優しくしちゃうし、自分だけ特別?と思わせてしまう。けどそう思わせてしまう機会の多さゆえに、思いを伝えないまま人知れず片思いを終わらせる子も多くて、本人は呑気に「俺全然モテない」とか思ってるタイプ。罪深い。自分に向けられた矢印に気付く事もなく、勘違いしそうになる笑顔を見せられたり行動をされたりして締め付けられるほど苦しくなりたい。

 

 

今日がこんなに楽しかったのは
他でもないあなたがいたから
あの子もいたとしても だけどそれでも
きっと私の目に映るあなたの笑顔は
もう忘れない 忘れられない
優しいんだね でも涙は自分の手で拭くよ
昨日までの世界にはもう、戻れない

 


でも今日気づいてしまうんですよね、その視線の先が自分ではなく他の女の子だって事に。ずっとずっと好きで見ていたのに、その視線の先に気付く事が出来なかったなんて、と自己嫌悪に陥る。さっきまでその笑顔を見ているのが楽しくて仕方なかったのに、途端に景色が色味のないものに見えてしまう。うみちゃんと他の女の子が楽しそうにしているのを遠巻きに見て、雪に埋もれて消えたい…と下を向きたい。
「君の白い息が教えてくれた あの子への想い忘れたいな」という歌詞があるんですが、女の子が自分を好きだなんて気付いてもいないうみちゃんが、軽い気持ちで好きな子への想いを話してくれるんですよね。女心滅多刺し。もう話が頭に入ってこない。聞きたくもない想いとともに吐き出される白い息とゲレンデの景色だけがぼやっと記憶に焼き付いていくシーン、中村海人で撮らせて欲しい。こんな時なのに、顔がかっこよくてむかつくな…って思いたい。ああ好きだったな、こういう鈍感な所も、優しくて仕方のないところも、好きで好きでどうしようもなかったなって、思いたい。様子のおかしい女の子に気付いて、「どうしたの?」って、また優しさ発揮して苦しめて欲しい。放っておいてあげてくれないか。ゴーグルの下で涙目になってるんだよ…。

こちら本家のMVが素晴らしいので、是非本家のMVをご覧下さい。ただの宣伝。そして想像力が豊かな方は男の子をうみちゃんに当てはめて再度ご覧下さい。

 

 

 


sumika 「リグレット」/七五三掛龍也

 

しめちゃんには、アップテンポで爽やかな曲調ながら、歌詞やメロディー進行がなかなかに切ないsumikaの「リグレット」という曲。離れてしまった彼女の事を、ニット帽からはみ出ている前髪とか、ご飯にソースをかけたりちぐはぐの靴下を選んだりなんていう変わった癖があった事とか、些細な事も覚えてるけど、一番忘れられないのが「彼女の声」だという歌。
歌詞の中で彼女の声を「君の音」と言い換えて歌っているのですが、別れる時に耳にしたのが「水色に響いた涙声」、ずっと好きだったのが「緑色の声」という表現。しめちゃんって理論よりも感覚で生きてる人だと思うので、女の子の声を色に例えて覚えていそう。暖かくて優しい緑色の声が好きだったのに、最後に耳にしたのは悲しみに暮れた水色の声で、それが最後の記憶になったまま別れてしまう。離れた時、人が記憶の中で最初に忘れるのは、その人の声だと言います。ただでさえ最初に忘れてしまうかもしれない大好きだった声の最後の記憶が、水色で上書き保存されてしまった事を悔やんでいて欲しい。

 


君の音を聴かせてよ
それだけでいいんだよ
はぐれた心を繋いでよ
君の音を聴かせてよ
僕が好きだった
あの頃の音を
今も愛している

 


本家のMVが、風の強く吹く外での別れのシーンを逆再生したものなんです。これがとても切なくて、これの男性版をそのまましめちゃんで見てみたい(本家の映像は女の子)。「今も愛してる」で、さらに曲はアウトロに向かって走り抜けるように進んでいくんですが、この疾走感のある部分が真っ直ぐで嘘偽りのないしめちゃんらしさに溢れている。離れてしまった事を悔やんで、今も好きだよ、今も愛してるよ、僕が好きなその声を聞かせてよって、恥ずかしがる事なく思いをぶつけ続けて欲しい。結局、なんで別れたのかよく分からないくらい、しめちゃんはまだ女の子のこと大好きだと良い。勝手なイメージですけど、しめちゃんは別れた女の子の事すら、好きの上から嫌いの感情で塗りつぶす事を嫌がりそう。嫌いになったから別れたではなくて、ずっと好きだったからこそ、離れても好きだった気持ちはそのまま保って、またいつか振り返った時に笑っていたいと思っていそう。なのでこの曲がすごく似合う。

4〜5月の肌寒さと暖かさの間くらいの時期、晴れた日。立ち去る彼女の後ろ姿を眺めながら、大好きだった声を何度も何度も反芻して苦虫を噛み潰したような表情で立ち尽くすしめちゃん絶対絵になる。
最後に視線が握りしめた手のひらに落ちて、その手の中に彼女がずっとつけてくれていた緑色のピアスとか握られてたらいい。風の中で揺れる緑色のピアスが、彼女の声を具現化したみたいで好きだったみたいな捏造追加エピソード付き。

 

 

 

 

ということで個人の独断と偏見でお送りしましたTravis 失恋系のMVに出演して欲しい Japanでした。

松倉くんの「はなびら」が脳内で止まらなくなって吐き出す場所を求めたのが始まりでしたが、みんなそれぞれ失恋した時の表現やベクトルが違いそうなのが面白かった。


書いていて思ったのは、失恋して欲しいのは松倉くん、如恵留くん、宮近くん、しめちゃんで、失恋させて欲しいのはしーくん、元太くん、うみちゃんなんだな〜〜これは。振られたい。圧倒的に振られたい。これまた思いつけば今度は振りたい振られたいグループの逆verも書きたい。

 

 

 

Travis Japanに演技のお仕事くださ〜〜〜い!!!!!!!(結論)