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アイドルはいつだって天才だ

人狼鬼ごっこの行動パターンを考える(太秦映画村編)

Travis Japan人狼ごっこって何故こんなにも面白いんだろうという毎度のブログです。前回の鴨川シーワールドでの人狼ごっこでもこちらの記事(https://traxvisx9.hatenablog.com/entry/2020/03/08/221826)を書いたのですが、それぞれの行動を書き起こしておくと見返す時にもっと楽しい気がしているので。書いていきます。

今回は第1ゲーム・第2ゲームと区切らず、メンバーそれぞれの動き方や攻略方法についてです。(ネタバレ含みますので未視聴の方はご注意下さい)

 

 

 

 


松田元

第1ゲーム・第2ゲームともに7枚中2枚しかないはずの鬼のカードを引く、とにかく引きが強すぎる男、松田元太くん。鬼になるべくして鬼になった人というか、とにかく行動力の塊なので自分の足で動き回って情報を拾い集める正攻法タイプです。

第1ゲームで共に鬼になった松倉くんに「どういう感じで行く?」と作戦を相談された時も「足遅そうなヤツ…」と知力より体力で勝とうとしています。それ人狼ごっこじゃなくて、ただの鬼ごっこなんですが、元太くんにはそんな事どうだって良いのです。分かりやすいほど色めきだって、ターゲットを見つけたら即座に地面を蹴って走り出す。駆け引きは一切なし。元太くんの頭の中には、捕まえるか、逃げられるかの2択しかないんです。メンバー一人ずつに付いているスタッフさんがもう追いつけないくらい、カメラがブレブレになる位のダッシュで獲物を狙いに全速力する姿。もうわんこにしか見えない。

この元太くんの「鬼らしい鬼」という特徴が活かされた最大の理由が、まさにペアを務めた松倉くんと如恵留くんの鬼としての攻め方の違いだったのかなと思います。とにかく場を掻き乱すタイプの厄介な松倉くんと、知性で攻める頭脳派の如恵留くん。作戦や駆け引きよりもとにかく体力とスピードで勝負する元太くんと相反する場所に二人の攻め方があったので、元太くんの鬼としての在り方がとても際立っていたなと感じます。

でもそんな元太くんが今回本当に凄かったのが、そんな元太くん自身の分かりやすい「鬼らしさ」を逆手に取った行動でした。第1ゲームで出会した如恵留くんから一時的に逃走し、如恵留くんに「逃げたということは元太は鬼じゃない」と思わせます。さらに怯えながら「一応ここは仲間で居れる?」と自信なさげに確認する事で、如恵留くんに「ここは鬼じゃない同士」「俺が鬼かどうか元太は分からなくて怯えている」という印象をより植え付けます。また、第2ゲーム開始直後にしめちゃんを即座に捕まえられそうな場面で、松倉くんが近くにいる事に気付き、鬼だとバレては動きづらくなる事を瞬時に判断して「鬼じゃない設定」を徹底する元太くん、流石でした。その後に謎の松倉くんに追いかけられて逃げてはいますが、そもそもここで逃げなければ「自分は鬼だ」と宣言しているようなものであり、あの場面で周りに鬼である事を隠すためにはひとまず松倉くんから逃げる必要がありました。この元太くんの行動、今までの脊髄反射で飛び出していたわんこタイプな攻め方を考えると「らしくない」んですが、それが大変良かった。皆元太くんに「見つけたら飛び出してくるだろう」「体力おばけの元気いっぱい突撃タイプ」みたいな印象をしっかり持っているので、そこを逆手に取った元太くんの作戦は凄い。よく周りを見ています。


よく周りを見ていると言えば、話は戻り第1ゲーム。元太くんが油断していたしーくんを追い詰めた場面での元太くんの目線カメラの動き方に注目。しーくんが立ち止まり元太くんと対峙する場面、元太くんの視線からはしーくんとその左奥の景色が見えますよね。その直後一瞬だけ、元太くんの目線が右に動き、またすぐしーくんに戻ります。恐らくしーくんにとって、あの対峙した場所から最も逃走しやすいのは、左奥のスペースよりも右に続く通路です。左奥のスペースは建物も多く入り組んで死角は多いものの、ここまで距離を詰められている以上元太くんを撒いてどこかに新たに身を隠すことは不可能です。そうなると右に続く大きめの通路しか残された道はありませんが、元太くんは相手にとっての選択肢(逃走順路)と他に誰も目撃者が居ないか(自分が鬼とバレてしまえば都合が悪くなるので)を一瞬で確認したんじゃないかなと思っています。とにかく視野が広い。もはやこれは才能の域だと思います。

あとこれは蛇足なんですけど、人形にびっくりする元太くんが可愛過ぎるので、また来年の夏くらいに一人ずつお化け屋敷に入るような楽しい企画お待ちしています。

 

 

吉澤閑也

しーくんは如恵留くんに次いで、かなりメンバーの特徴を噛み砕いた上でゲームに臨むタイプです。「如恵留が人狼だった時結構辛い」とこぼしてみたり「しめってやっぱ怪しいな」と遠巻きに観察してみたり。自分と鬼との接触の場面だけでなく、たまたま目に飛び込んできた誰かとの接触の場面から、即座に逃げずに自分や他のメンバーの今の状況や立場を冷静に分析しています。冷静で俯瞰的な分、鬼のように場をめちゃくちゃに掻き回した挙句に何故か捕まって戻ってきたしめちゃんに「こいつら間違ってるよ。シークレット鬼ごっこの本質を。」と突っ込んだり、恐らくこのゲームにおいて味方であれば一番の信頼を置く如恵留くんに「お前捕まったら終わりだよこの鬼ごっこ…」と落胆したり、とにかく自分以外の役割分担を非常に敏感に察知しています。人狼ごっこなので、捕まってしまうとその盛り上がりのピークは過ぎ去る(どうしてもゲームの性質上まだ捕まっていない人と鬼の攻防に目が行く)のですが、捕獲者ゾーンでのしーくんのこのツッコミがあった事によって視聴側がその人の行動を思い返す契機になっており、視野が広いからこその言動がこのゲームに良い振り返りをもたらしてくれているなと感じます。

そんなしーくんの攻め方ですが元太くん同様正攻法で鬼ごっこに挑むので、駆け引きとは一番無縁です。「こういうのやっぱガチでやんなきゃつまんないんでね」と靴紐を結び直す姿に、駆け引き関係なく逃げ切ってやるという強い意思を感じて、そういうところが素敵だよなあと思ったのでした。捕まっても一切鬼側への悔しさを露わにせず、むしろ「早いな」「さすがだわ」と褒める。スポーツマンシップ〜!人狼ごっこという騙し騙され合いのゲームにおいて一番クリーンな立ち位置と言うか、このゲームにある種似つかわしくない正々堂々とした戦いっぷりがとても印象に残りました。しーくん、本家の逃●中に出演したら間違いなくミッションに果敢に挑んで仲間を助けるタイプだと思われます。

あとは体力的な部分で言うと、やはりトップクラスに逃げる際の方向転換が上手いです。普通は捕まりそうな行き止まりでも鬼の隙をついて反対側へ駆け出す場面が複数あり、やっぱり足遣いの上手さは元太くん然りしーくん然りスポーツ経験者故なのかな?と思います。ストレートな足の速さだけではどうにもならない所なので、その動きの俊敏さがゲームをさらに面白くしてくれました。

 

 

川島如恵留

まず冒頭から如恵留くんに平伏したのは、太秦映画村の全体地図を即座に頭に入れ始めた時でした。皆自分の足で隠れる場所を探したり、逃げられそうな通路を見つけている中で、地図全体を頭に叩き込む効率の鬼。確かにできる限り遠くに逃げたり、実際の場所や死角を確認することも一つの作戦ですが、鬼から逃げられる距離や時間には限りがあります。

どれだけ上手く隠れていても鬼に見つかってしまうかもしれない可能性が等しくあるのであれば、いざ追いかけられた時に逃げられる確率が高いのは、逃げる選択肢を多く持っている人です。実際に見た場所へしか逃げられない人と、全体地図を把握していてどこへでも逃げられてしまう人。圧倒的に強いのは後者であるのは明白でした。如恵留くんは前回の人狼ごっこ鴨川シーワールド回でも、事前に逃走経路を確認して複数の逃げ道を確保していたり、あえて広間の中央に滞在する事で鬼が遠くから迫ってきた時に気づきやすくするなど、とにかくよく練られた作戦のもとに行動しているタイプでした。

そんな如恵留くんを騙したのが、如恵留くんとは真逆の立ち位置にいる事が多い元太くんとしめちゃんの2人というのがまた面白い。元太くんは先述した通りの方法で、如恵留くんの作戦をうまく利用した形でその懐に入り込んでいましたし、まあ、しめちゃんのあの(元太くんを追いかけている)場面を見たら誰だってしめちゃんが鬼だと思います。あれは仕方ない。

そんな如恵留くんが鬼となった第2ゲーム。鬼の行動開始時間が始まっても「5分待機する」を選択する如恵留くん。冒頭から分かりやすく全員を追いかけ回した所で自分の体力も削れ、鬼である事もバレてしまう。それならゆっくり歩き回ってなるべく他のメンバーの位置情報を探りながら、自分は鬼ではないという先入観を植え付けていく。自分の体力もなるべく温存しながら、効果的に周囲へのアピールを行なっていくという作戦勝ち。それと、皆大好きだとは思うんですけど、鬼同士ののえげんが相手の立場を確認しあって合流する所のリピートが止まりません。「鬼だべ?違う?」「鬼?」「よし、鬼だ。」の背中ポンポン。第2ゲームでは鬼同士も仲間が分からない状態のスタートであったので、仲間が見つかって嬉しそうなのえげんはとても可愛い。そんなのえげん鬼の第2ゲーム、ラストのうみちゃんを捕まえるシーンで自分1人では残り時間の事もありどうしようもできないと判断した如恵留くんが、2人で決めていた作戦を実行してその声に反応した元太くんが即座に動き出したのが胸熱でした。これぞまさに知力と体力のコンボ。得意とする分野が異なるからこそ成せる技であったかなと思います。

 

 

④松倉海斗

松倉くんって毎回すごい。一貫してどうしてこうも場を掻き乱し続ける事が出来るのか。第1ゲームから松倉くんの様子をひとまず書き起こしていきましょう。まず鬼か鬼じゃないかお互いが分からない状態でとにかく宮近くんの後にくっついて行動。宮近くんに取り合ってもらえず、しめちゃんに「しめ、どうするの?」と行動を直聞き。しかし「もうお前の事は信じないよ」と突き放されてしまいます。その後共に鬼となった元太くんと合流後「じゃあ俺は普通に、いつものように、ちょっと混乱させるわ」と混乱させる宣言。やはり、この人狼ごっこにおいての松倉くんにとっての「普通」「いつものように」は「場を混乱させる事」である事が分かります。元太くんと合流する前から松倉くんは既に色々な人にちょっかいを掛けに行ってはいましたが。

早速開始直後から先ほど振られたばかりのしめちゃんに「手組もうよ」と同盟を相談したり、奇声を上げて太秦映画村内を走り回ったり。第2ゲームにおいても冒頭は宮近くんにまた着いて回っていたかと思えば、鬼のように(第2ゲームでは鬼ではない)映画村内を闊歩して、他メンバーの行動を監視するように動き回っていました。(うみちゃんの「や〜だ〜あの人ずっと見てくる…」に笑いました。)

また、第2ゲームで突然鬼ではない松倉くんが鬼の元太くんを追いかけ始めるという衝撃展開。鬼ではない人が鬼を追いかけるメリットとして、誰が鬼で誰が鬼じゃないかも分からない周囲に向けて自分は「鬼ではない」ことを悟らせない(自分を攻撃させない)という事が一つ挙げられるのですが、これは普通に誰も見ていない場所で鬼に返り討ちにあってしまえば元も子もありません。この行動に対してのうまみが少な過ぎるのです。つまり松倉くんがこの諸刃の剣なメリットを想定してまで元太くんを追いかけたとはあまり思えないので、恐らくここまでの行動全て「ゲームが面白くなるから」に過ぎないのだと思います。自分の勝ち負けは二の次で、ゲームが混乱し、想定外の行動が起きれば起きるほど楽しい。グループに1人こういう松倉くんのような人がいると、少量のスパイスを効かせるどころかスパイス大量投入で突然変異が起こったりするので本当に凄い役割を一人で担ってくれているなと感じます。勝ち負けが付き物の企画で、とにかく「楽しくなればそれで良い」という松倉くんのゲームに対する一貫した姿勢には感服です。なかなか出来る事ではないです。早々に元太くんに捕まった松倉くんがものすごく悲しそうな顔で捕獲者ゾーンにトボトボ歩いてきた時も、恐らく「捕まった…負けた…」ではなく「捕まった…もう場を混乱させて遊べない…」であることは間違いありません。

 

 

七五三掛龍也

前回の人狼ごっこではことごとく騙され裏切られ続けたしめちゃん。今回こそは!と、「とりあえず俺は騙されない」「もう誰も信じない」の最大のフラグを自ら打ち立ててくれます。その数分後、鬼である松倉くんの「手組もうよ」にまんまと騙されてしまいあえなく捕獲となってしまうしめちゃん、綺麗にそのフラグを回収してくれました。俺はもう誰も信じないと言葉で意思表明しつつも、やはり心の奥底ではメンバーを信頼し切っているので、1ミリでも「大丈夫かも?」「安全かも?」と思うと、ふわふわとそちらに引き寄せられてしまいます。超素直。とてつもなく純粋です。騙されて変な壺買わされないか心配。

と思っていたら次の瞬間、松倉くん模倣犯誕生かと思うほど場を掻き乱すしめちゃん。松倉くんに捕まったはずなのに、今度は鬼の元太くんを笑いながら追いかけ回す。当の元太くんは鬼じゃないフリをして如恵留くんを騙していた場面だったので、逃げざるを得ません。タイミングが最高。「俺もうマツクに捕まった♪」「何だお前」の時のしてやったり顔の可愛さたるや。げんなりした元太くんの表情を見て楽しそうにキャッキャとはしゃいでいて、ああしめちゃんはこれがやりたかったんだな…と。松倉くん同様勝ち負けはひとまず置いておいて、誰かを騙してみたり、一矢報いてみたりしたかったんだろうなと。しーくんには「こいつら間違ってるよ。シークレット鬼ごっこの本質を。」なんて言われていましたが、これもまた一つの本質なのかもしれません。シークレットだからこそ疑心暗鬼になるし、騙すも騙さないも自由だったりします。必ずしも鬼だけが騙さなきゃいけないなんて決まりは無いし、鬼じゃない人が謎の仕掛けをしたって良いのかもしれません。のえしずに元太くんを追いかけ回す場面を見せることができたしめちゃんは、結果として二人に「鬼はしめ」という印象を植え付ける事ができ、十二分に場を掻き乱してくれたんじゃないかなと思います。その後ののえしずの「鬼3人いた」「すっとぼけた顔すんなお前だよ七五三掛龍也ァ!」に大笑いしました。ガチギレされている。

第2ゲームでは建物内に隠れていた所を完全に鬼の元太くんにロックオンされ絶体絶命の状態に陥るも、松倉くんの突拍子もない襲撃により難を逃れたしめちゃん。何だかんだ強運の持ち主でもあるので、こういう時にラッキーを発揮して強い。やっぱりあっさり捕まってしまうのは、そのラッキーを打ち消してしまうほどに強い仲間への信頼感なのだろうな、とほっこりしました。しかしこのしめちゃん、今まで一度もこの人狼ごっこで鬼になった事が無いんです。だからこそ、本物の鬼になった時どういった立ち回りをするか、非常に興味があります。続編求む。

 

 

宮近海斗

一番遠い場所で待機し、誰とも接触なく過ごしていたのが宮近くんでした。鬼の様子も、誰が追いかけられているのか、誰が捕まっているのかも分からない状況。「今回の鬼は静か…」と言っていましたが違います、宮近くんの周りが静かなだけです。ひっそりしていたら如恵留くんがやってきたり、松松が走ってきたりしましたがとにかく情報がないので逃げるしかない宮近くん。そのまま建物内に身を潜めますがちょっと外の様子をうかがった瞬間を元太くんに見つけられ(わんこ嗅覚)、おどおど外に出てきた所をあっさり捕獲。そして一気に下がるテンション。悔しがる事なく静かに背中を見せて歩いていくので、「そんな事ある?こっちもごめんね?ってなるじゃん…」と気を遣う元太くん(鬼)。「いや…いいよ…しょうがない…そういう事だし…」捕獲場面が地味でめちゃくちゃ落ち込んでいる様子が可愛かったです。次で挽回頑張れ。

その後の第2ゲームでは、「最悪…」と呟きながら捕獲者ゾーンにやってきた宮近くん。これまたうみちゃん同様捕獲された人風を装っていますが、ガッツリ柵内の捕獲者ゾーンに足を踏み入れているうみちゃんを見て「本格的に詐欺してる奴いる」と、自分は捕獲者ゾーンには入っておらず柵の隣に居るだけなのでセーフ理論を展開していて流石です。クロにはしない所、抜かりがありません。しかしその後如恵留くんにこれまたあっさり捕まる。顔を覗かせて「みっけ」と呟いた如恵留くんと目を合わせないように、目線カメラがスーッと静かに建物の奥に移動したのが面白かったです。バレてるバレてる。

宮近くん、静かに建物内に身を潜める事が多かったので何だかどちらのゲームとも騒ぐ事なく捕獲されている事が多かったのですが、身を潜めている場面で見つかりさえしなければ、移動範囲としてはかなり広く使っていて逃げ回るのはとてつもなく上手いはずです。前回鴨川シーワールドの時も一番に園内を見渡せる所に移動して、他の隠れ場所や鬼の位置などを瞬時に把握できる場所を陣取っていました。とてもクレバーなタイプなので、鬼との鉢合わせのタイミングさえ制する事が出来れば、恐らく逃げ切れていたのではないかなと思います。とにかく危機感機能力が誰よりもあるので、松倉くんをはじめ不用意に近づいてくる人間を全然信用していないし、多分しめちゃん のように松倉くんに「手組もうよ」と言われてもダッシュで逃げるんだろうなと思います。

 

 

中村海人

人狼ごっこに新たな一石を投じる男、中村海人さん。なかなか見つからないうみちゃんに対しての元太くんの「絶対せこいから、隠れてると思うんだよな」のご名答っぷり。捕獲者ゾーンのメンバーにも「隠れてるっぽいよ」「うん、隠れてる」と言われる始末。やっと建物内で見つかり絶体絶命であるはずの場面でも謎の余裕を発揮します。逆にここまで堂々としていると油断してしまうのかもしれない。「俺からの提案なんだけど。元太向こうまで行って」「クラも向こうまで行って」「端まで行った?」と鬼の松松を遠ざけた瞬間にまさかの逃走。鬼を遠ざけた時点でなんとなく分かっていたものの、まさか実行するとは思わず策士で流石すぎる。ずっと隠れちゃダメというルールもない。まだタッチはされていないから逃げてもヨシ。提案とは言ったけど強制ではないのでセーフ。うみちゃんの自己流ルールがどんどん人狼ごっこを面白くしてくれます。うみちゃんの言う通り、あそこですんなり捕まるんじゃなくてもう一つドラマを生み出してくれたその提案が最高でした。それにしてもうみちゃんに従って素直にその場所から離れてしまう松松は一体。天使かもしれない。

さらに第2ゲームでは捕獲者ゾーンの柵内に入り、鬼についての情報収集。確かに誰が鬼で誰が鬼じゃないか分からない以上、その確保の現場をおさえていなければ、誰が誰を捕まえたかなんて分かるはずがありません。鬼の元太くんにはもう一人の鬼の正体がこの時点で分かってはいないので、誰か分からないもう一人の鬼がうみちゃんを捕獲してくれたんだろうなと思うのが自然な流れです。後々のネタバラシの中で、元太くんがあの時うっかりもう一人の鬼を探していると口にした事を甘いと言われていましたが、鬼にとっては捕獲者ゾーン内にいる人は既に対象外ですし、いくら情報を漏らしたところで損はありません。案の定、逃走した宮近くんを見て「同じ鬼じゃなかったのかな」というような事を呟いた元太くんの言葉を聞き逃さなかったうみちゃん。この時点で、うみちゃんはしっかり鬼の一人は元太くんであるという情報を手に入れます。こうなれば、元太くんをマークしつつ残りの鬼候補は3人(のえしめしず)だけですからうんと動きやすくなります。ずっと隠れるのも、捕獲者ゾーンにいるのも、見方によってはずるいと捉えられかねませんが、そもそもそれを禁止するルールもないし厳密に言えばこれもまた一つの作戦勝ちでした。単純にこういう事があるとゲームが一筋縄では行かなくなるので面白い。それにしても、うみちゃんが最後の最後まで全く見つからないからまた捕獲者ゾーンに戻るという選択をした元太くんは野生の勘か何かでしょうか。凄い。

 


本当にこの人狼ごっこは鬼の組み合わせでも展開が大きく変わるので面白い。

今の所は、①うみげん(鴨川シーワールド)、②ちゃかしず(鴨川シーワールド)、③松松(太秦映画村)、④のえげん(太秦映画村)のみなので、ここからまた組み合わせが増えていくと大変良いなと思います。

前回と今回の人狼ごっこを経て、騙されやすい/騙されにくい、本能タイプ/思考タイプに変化があったので図を修正です。

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前回騙されやすい/本能タイプの場所にいた元太くんは今回の鬼ごっこで完全に場所移動。しめちゃんはさらに騙されやすい/本能タイプへ寄りました。可愛いですね。また、前回行動があまりにも読めずにど真ん中に置いていた松倉くんでしたが、だんだん「ただ楽しいからやっている」という本能タイプなのかな?と思えてきたので、そちらに寄ってもらいました。しーくんは大きな印象の差はなく、満遍なく疑い、満遍なく騙されているイメージなので偏りは無さそうです。のえちゃかうみは今回それぞれが色んな作戦を立てていたので前回よりも思考タイプに寄せてみました。

 


休演日の朝6時からTravis Japanもスタッフさんもお疲れ様でした。とっても楽しかった〜!